王道は秋口からのスタート

王道は秋口からのスタート

転職市場の年間推移

ある転職サイトが1日当たりのの求人数をカウントしたところ、1年間で求人数が最も多くなる時期は10月、次いで多い時期が2月という結果がでました。10月の求人は会社側も1月入社を意図しており、2月の求人は4月入社を意図しているといえるでしょう。日本では事業年度が4月始まりか1月始まりの会社が多いのでその時期に合わせているのです。また転職者側のエントリーが一番集中している時期は2月、その次は10月となります。

4月入社のライバル

プライベートで何か新しいことを始めるのであれば、年末年始の休暇も挟め新年の始まりでもある1月が向いていると思います。しかし、新しい仕事に就くことを考えると地域によっては雪の問題もあり、寒さが厳しい1月より暖かくなって活動的になりやすい4月を望む方が多いのでしょう。そのため4月入社を目指して2月頃の転職サイトへのエントリーが多くなるのです。
ただ、このタイミングでのスタートは決して望ましくはありません。4月入社を狙うのであれば、2月の求人に合わせる必要がありますが転職活動を成功させるにはそれなりの準備が必要です。特に自分と同じように考えるライバルが大勢いる時期でもあるだけに、一歩抜きん出て転職活動を成功させるにはもっと早いスタートを切り、確実な準備期間を設けるべきでしょう。

4月入社狙いのタイミング

4月入社の転職活動を成功させたいのであればお勧めの開始時期は秋口です。転職を成功させるにはそれなりに志望業界や志望企業についても研究しなければなりません。また、自分のこれまでの経験を棚卸して適切なピーアール方法を考える必要もあります。加えて企業への応募から内定までの間に書類選考や複数回の面接を挟むため、転職活動を始めてから内定を得るまでには数ヶ月かかってしまうのです。
こうして逆算すると4月入社のための転職活動の開始時期として年明けでは遅く、秋口くらいから始めた方が良いといえます。特に採用を行う会社の人事部も1月から3月は新卒で採用する方の対応や受け入れ準備で忙しい可能性が高く、中途採用希望者のための対応はおざなりになりがちです。適切にアプローチを行うには向こうの忙しい時期にスタートを重ねるべきではないでしょう。

夏スタートもお勧め

なお4月入社にこだわらず1月入社でも良いのであれば夏に転職活動をスタートし、10月の求人のピークに応募や面談を重ねるのも賢い手といえるでしょう。10月の方が求人数は多いのにエントリー数は2月の方が多いという転職市場の偏りがあるので、その分この時期を狙った方が有利になります。
その場合は7月頃から8月頭に転職活動をスタートし、8月の夏季休暇の時期にじっくりと情報収集やキャリアプランニングを行って秋口の面接に備えるような段取りが望ましいでしょう。

更新日:2016.1.25
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